テレビやSNSなどでも話題になっている「大豆ミート」をご存じでしょうか。
環境問題や健康、動物の権利といった様々な問題を「食事から解決する」手段の1つとして話題となり、日本に限らず海外でも、食事に大豆ミートを取り入れるご家庭が増えています。
現在、伊藤ハムやスターバックスといった、様々なメーカーからも大豆ミートを使った商品が発売されており、今後も期待される商品です。
そんな大豆ミートですが、
- 大豆ミートの臭みが苦手
- 美味しく食べるコツは?
- 臭いを消すために必要なものは?
といった、疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。
今回は、そんな話題の大豆ミートについて解説していきます。
Contents
大豆ミートとは
大豆ミートとは、文字通り「お肉のような大豆食品」です。
環境問題や食料問題といった社会問題を解決する手段として注目されています。
カロリー、脂質を抑えた食事を実現できる
大豆ミートは、お肉よりも低カロリー、低脂質であること、また高たんぱくです。
そのため、カロリーや脂質は抑えながらも食べ応えのある食事を作る方法の1つとして注目されています。
料理に合わせて選択可能
お肉にも種類があるのと同じように、大豆ミートもミンチタイプ、フィレタイプ、ブロックタイプといった、様々な形状が用意されています。
それぞれの料理にあったものを使用することで、お肉を使うときと同様にレシピを再現することができ、汎用的に料理に使用することが可能です。
ライフスタイルに合わせた保存方法
大豆ミートには、乾燥タイプ、レトルトタイプ、冷凍タイプといった保存方法の商品があります。
自分のライフスタイルにあった商品を選択することができるため、料理を作りたいタイミングで無理なく使うことが可能です。
大豆ミートの臭いを消す方法
そんな話題の商品ですが、「特有の豆臭さ」から、料理に使うことをためらわれることも。
実は、この特有の豆臭さは「植物性たんぱく」に含まれる成分から生み出されており、現状の企業の技術力ではまったく臭いがしない商品を作ることは困難です。
さまざまな環境や健康を改善する効果があったとしても、味が美味しくないと続けることは難しいですよね。
では、どのような工夫を加えると、購入した大豆ミートの臭みを消し、美味しく食べることができるのでしょうか。
茹でる+良く絞る
乾燥タイプの大豆ミートの場合、豆臭さを洗い流す手段として、茹でることと、良く絞ることが大切です。
お湯に浸して戻す方法が記載された商品もありますが、臭みを抑えるのであれば、鍋で茹でる方がより臭いを消してくれます。
また、茹でた大豆ミートを「しっかり絞り、吸水させて、また絞る」を繰り返すと、中に残った臭いを軽減してくれます。
乾燥していないレトルトタイプの大豆ミートの場合は、お湯や水で優しく洗い、良く絞ることで、臭いを軽減することができます。
また、こういった下処理中の「形崩れ」を防ぐための注意点として、
- 茹でる際は、ボコボコと大豆ミートが踊らないよう、温度を調節して茹でる
- 洗う際は、ボウルなどの中で優しくかき回す
- 絞る際は、形が崩れない程度の力加減で絞る
といったことがあげられます。
臭みを消す調味料を使う
「茹でる、洗う、絞る」ことである程度の臭みは抑えられますが、下味をつけることで、さらに臭いを消して美味しく食べることができます。
カレー粉
カレー味にしない場合でも、下味にカレー粉を少し加えるだけで、香辛料がきいて、大豆ミートの臭みを抑えることができます。
使う際は、大豆ミート等に直接まぶしてもかまいませんが、コロッケなど混ぜこむ料理の味付けのタイミングでも効果的に臭いを消してくれます。
ショウガ、ニンニク
お肉や魚の臭み消しにも使われるショウガやニンニクは、大豆ミートでも臭みを消し、美味しく食べることができます。
使う際はショウガとニンニクをすりおろし、その他の調味料と一緒に揉みこむと、美味しく食べることができます。
醤油、酒
お魚などで使われる醤油と酒も、臭み消しとして効果を発揮してくれます。
大豆ミートは液体をすぐに吸ってしまうため、味の濃い醤油はそのままかけるのではなく、
お酒と混ぜてから使用すると味の付き方にムラが出るのを防ぐことができます。
塩麹
塩麴には、植物たんぱくから発生す豆臭さを20%以上減少させるという研究結果が発表されています。
そのため、下味に使用することで豆臭さを抑える効果が期待できます。
使うレシピを選ぶ
また、最初に大豆ミートを抵抗感なく食べるために「どのようなレシピに使うか」も工夫することができます。
油で調理するレシピ
大豆ミートはあっさりとした味が魅力ですが、がっつりと食べたいときに物足りないと感じることも。
そこで、油であげたり、炒めたりして油を吸わせることで、臭みを目立たなくさせるだけでなく、がっつり感を出し美味しく食べることができます。
たれがからむレシピ
油淋鶏や回鍋肉、パスタなどのたれをからめて食べるメニューは、食材をコーティングしてくれます。
そのため、大豆ミートの臭みを消し、淡白さを補ってくれるため、美味しく食べることが可能です。
片栗粉をつけてあげるなど、絡みやすくなるようにすると、より美味しく食べることができます。
まとめ
今回は大豆ミートの臭みを消す方法や美味しく食べるコツといった疑問について調査しました。
この記事をまとめると・・・
- 下処理で、しっかりと「茹でる、洗う、絞る」
- 下味にはカレー粉、ショウガ、ニンニク、醤油、酒、塩麴が効果的
- 油を使ったり、たれがからむレシピはより使いやすい
お肉よりも保存もしやすく、低カロリー高たんぱくで、人気の「大豆ミート」。
まだまだ慣れない食材ではありますが、少しの工夫でさらに美味しく食べることができます。
大豆ミートが気になってはいるけど、使い方が分からず、まだ使ったことのないという方。
一度試してみてはいかがでしょうか?