「キンカン塗ってまた塗って~」のCMでおなじみの虫さされ薬、キンカン。
ツーンとくる臭いがあり好みが分かれる薬ですが、「やっぱりキンカンでしょ!」という愛用者も多い商品です。
しかし商品名で検索すると「キンカン 生産終了」という検索候補が出てきて、もう買えなくなるの?と心配な方も多いようです。
結論としてキンカンは生産終了ではなくリニューアルして普通に販売されていたのですが、調べた時に分かったリニューアルの経緯などをこちらにまとめました。
キンカン生産終了はなぜ?真相はリニューアルでまだ販売してた!
「キンカン 生産終了」とネット検索では出てくるのに、キンカン公式サイトの商品情報ページを見ると、普通にキンカンが紹介されているんですよね。
一体どういうこと?と思ったら、2018年2月に商品のサイズなどをリニューアルしていたことが判明しました。
金冠堂は、主力の外用鎮痒鎮痛消炎剤「キンカン」(第2類医薬品)の容量を、これまでの120mLから100mLに、55mLを50mLに、15mLを20mLにそれぞれ変更すると共に、パッケージおよびボトルデザインについてもリニューアルを行った。
出典:薬事日報
リニューアル前からキンカンは3サイズありましたが、いずれのサイズも微妙に量が変化したというんですね。
- 120mL→100mL
- 55mL→50mL
- 15mL→20mL
また、パッケージもこの時一緒に変更されたといいます。
キンカンは生産終了ではなく、リニューアルしたというのが正解だったようです。
キンカンが生産終了と勘違いされた理由
ではなぜキンカンは生産終了と勘違いされてしまったのでしょうか?
おそらくパソコンから「キンカン 生産終了」と検索した時に出てくるこちらのページが原因では?と思います。
これだけ見たら本当に生産終了してしまったんだと思ってしまいますよね。
サイトをよく見れば、「商品情報→キンカン」と進むとキンカン〇mlと表示が出てくるのですが、そこまで確認しない人も多いと思います。
また、スマホからキンカン生産終了ページへアクセスした場合は、キンカン(金冠堂)のトップページへ飛ぶようにリダイレクト設定されているようです。
生産終了ページを見ようと思ったらトップページにいってしまった・・・。
商品紹介ページには普通にキンカンが載っているし・・・。
結局キンカンはあるの?ないの?とモヤモヤした方もいらっしゃるかもしれません。
キンカンがリニューアルした理由
2018年のリニューアルでキンカンは、容量とパッケージを変更しています。
容量を変更したのは、他メーカーの類似商品に比べサイズが大きくドラッグストアなどで棚にならべられず、棚横に置かれるケースもあったというのが一つの理由だそうです。
虫さされ売り場になかったら、諦めて他の商品を購入する人も一定数いると思いますので、ナイスな判断ですね。
そしてパッケージは13年ぶりのリニューアル。
「キンカン」を使ったことのない層へ向けて、用途や特長を分かりやすくイラストで説明したものに変えたといいます。
パッケージは13年ぶりのリニューアルとなるが、「前回は変更前の印象が強かったのか、消費者から『店頭にキンカンが置いてない』という声を多くいただいた。
そこで今回は、黄色と赤の色合いはあまり変えなかったが、外箱横に虫さされ・かゆみ、肩こり、腰痛、打撲などに有効成分が複合的に効くこと、ソフトスポンジのヘッドは手を汚さず使いやすいことを、使用シーンのイラストで訴求した」
多くのユーザーに使ってもらうために、工夫を凝らしていたんですね。
キンカンというと少し年配の方が使うイメージがありますが、2020年3月からは、若年層向けにデザインされた「キンカンノアール」も発売されています。
成分に違いはなくキンカンと全く同じ商品なのですが、印象がガラッと変わりました。
昔からの良さは残しつつ、キンカンはゆっくりと進化していたんですね。
まとめ
生産終了を心配されていたキンカンについて調査しました。
パソコンから生産終了ページを見た時の驚きは大きかったですが、実際は生産終了ではなく、商品サイズなどリニューアルされただけと分かりほっとしました。
若年層向けのかっこいいパッケージの商品も発売され、今後はより広い層から長く愛される商品になるでしょう♪
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