愛宕梨(あたご梨)は日本で一番大きな梨と言われています。
「二十世紀梨」と「今村秋梨」を交配させて作られた赤梨で、重さの平均は約1㎏もあり、赤ちゃんの頭ほどの大きさとも言われています。
そんな大きさが特徴的な愛宕梨(あたご梨)ですが、美味しさを最大限に引き出す方法として「追熟させる」というポイントがあることが分かりました!
追熟させずにそのまま食べてしまうと「いつも食べ慣れてる梨と違う…。」と残念な気持ちになってしまうことも。
この記事では愛宕梨(あたご梨)について、
- まずいか美味しいか
- 味の特徴
- 値段はいくらぐらい?
- 食べ頃の時期
- 追熟・保存の方法
- 食べきれない時におすすめなコンポートのレシピ
を調べてみました。
この記事を読めば愛宕梨(あたご梨)の美味しさの秘密が分かりますよ!
Contents
愛宕梨(あたご梨)はまずい?美味しい?
愛宕梨(あたご梨)はみずみずしい果汁や豊かな甘みを持ち、まさに梨の王様という名前がぴったりです。
「熟すにつれて果肉が柔らかくなっていき、とても美味しい!」
「長い期間楽しめるので贈り物や梨好きの人に大変おすすめ!」
など「美味しい」という声が多く見かけられました。
母が今年もじいちゃん作のあたご梨を送ってくれた、大きいけどみずみずしいおいしい梨! pic.twitter.com/wsIzMlJ9jg
— ama (@ama_ism) December 21, 2015
あたご梨食べてるけど美味しいなこの梨。もはや食べるジュースだよ。
— わたあめおじさん (@Beyondtheslope) February 3, 2022
あたご梨なる巨大な梨を頂いた。これうまい。幸水よりおいしい。
— 🐚ツブガイさん🐚 (@nyarugostin) January 11, 2015
そんな愛宕梨(あたご梨)ですが、美味しいという声が多くある中で、インターネットの一部では「思っていた味とはちょっと違うように感じる」という意見もありました。
あたご梨はボリューミー食べきれないwあんまり酸味もないけど甘さもないような??外ればかり食べてるのか大味ってやつか?
— おみー (@omisa0129) August 26, 2021
年末にちょくちょくおすそ分けしてもらう愛宕梨が美味しくて好きなんだけど、私の周りは口を揃えて「大味で美味しくない」と評するのでちょっと悲しい
そんな事ないと思うんだけどなあしゃくしゃく食の好みしゃくしゃくはしゃくしゃくむつかしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくしゃくし— 理知的な檀◆震える豚 (@mayuman10) January 3, 2020
日本人で小さきは可愛い文化なのに、なんで果物は大きくしようとすんだろね。梨に葡萄に苺に。愛宕梨なんて大きいばっかで値段ほども美味しくない。
— さとり (@zgmf_x13a) August 27, 2014
なぜそんなにも差が出てしまうのか、その理由は「追熟させる(寝かしておく)」というのがとても大切なポイントであることが分かりました。
これについては後ほど詳しくご紹介したいと思います。
愛宕梨(あたご梨)の味の特徴は?
愛宕梨(あたご梨)は何といってもその大きさが特徴的ではありますが、味が大味というわけではありません。
シャリシャリとした食感でとても果汁が多く、梨独特の甘味に加え、やわらかでほどよい酸味が特徴です。
実際食べた方の声をいくつか集めてみました。
注文していたくわだ農園さん @Kuwadanouen のあたご梨が到着しました☺️✨
大きい!なんだか特徴のある香りで甘くて美味しい✨ぶどうっぽい味がする気がする!同封していただいたパンフにぶどうたくさん載ってて知らないぶどうもあったから来年は食べてみたい🍇 pic.twitter.com/cQxvNqSx2e— まるいぶんたん (@smile32maru) December 19, 2021
お友達より”あたご梨 ”
岡山県産だって…♪
大きさ、見た目は新高!
味はやわらかい食感って事もあるからかな…ラ・フランス?いや、桃のような?←えっ?違うか?ww
とにかくデカいから食べごたえあり✨
ごちそうさま(⋆ᵕᴗᵕ⋆)ペコ♪ pic.twitter.com/5BNzzGbjxI— ちゃーちゃん (@chachan03030124) December 22, 2021
梨が届いたので食べ比べ!王秋とあたご梨という大玉な種類で王秋はわりとパリっとしていて酸味が有ってあたご梨は比較したら少しモヤッとした感じで柔らかくて甘い感じで見た目が似たナシでもこんなに味が違うのかと面白かったw pic.twitter.com/0D3s6F6f3T
— 八次郎 (@DOL_hachijiro) December 11, 2019
ぶどうや桃、ラフランスのような味だといい、ジューシーであることが分かりますね!
愛宕梨(あたご梨)の値段は1玉1000円~1500円
愛宕梨(あたご梨)の特徴はなんといってもその堂々とした大きさです。
一般的な梨の大きさが300gから400gとリンゴくらいの大きさなのに対して、愛宕梨(あたご梨)は平均で1㎏、大きいものは2㎏もあります。
赤ちゃんの頭ほどの大きさと言われていますから、一般的な梨のイメージとはかけ離れていますよね。
主な産地は岡山県で出荷量の約半数を占めており、次いで鳥取県、島根県、愛知県と続いています。
その堂々とした大きい見た目と美味しさで、贈り物としても人気が高くありますよ。
贈り物にされることもある愛宕梨(あたご梨)の値段は、1玉1000円から1500円ほどと、一般的な梨よりは高価です。
▼参考画像、5~6玉で5400円(出典:JAタウン)
産地やサイズなどによって値段も変動しますが、手間ひまかけて作られたぜいたくな梨だということが分かりますね!
愛宕梨(あたご梨)の食べ頃の時期
愛宕梨(あたご梨)の収穫時期は、一般的な梨と比べて遅く10月中旬から11月中旬までとなっています。
収穫したばかりの愛宕梨(あたご梨)は酸味の方が強く、1ヶ月ほどかけてほどよく柔らかな酸味になるまでゆっくり追熟させていきます。
1か月ほど追熟させることが美味しさの秘密ですので、愛宕梨(あたご梨)の食べ頃は11月~1月ごろと言えますね。
みのりの秋が終わる初冬にも楽しめる梨として、年末年始の贈り物などにも多く利用されています。
愛宕梨(あたご梨)の追熟方法
元々追熟させた状態で売られている愛宕梨(あたご梨)は別ですが、甘みをより強く感じたいときは更に涼しい場所で寝かせると良いでしょう。
新聞紙にくるんでからビニール袋などに入れ、冷蔵庫の野菜室か暗くて涼しい場所で保存すると、追熟もできますし長く保存もできます。
年末年始の家族の集まりなどに、美味しくなった食べごろの梨を食べるのもおすすめです。
涼しいところで保存すれば2か月はもつので、初冬の時期まで楽しむことができますよ!
美味しい食べ方はやはり愛宕梨(あたご梨)の美味しさをダイレクトに感じられる、そのままいただく食べ方がおすすめです。
切り方は、梨やりんごを切る時と同じでくし形がいいでしょう。
食べきれない愛宕梨(あたご梨)はコンポートにしてみても!
愛宕梨(あたご梨)は日本一大きい梨とも言われていますから、一度に食べきれないこともあるかもしれませんよね。
そんなときは愛宕梨(あたご梨)を使ったコンポートを作るのはいかがですか。
コンポートのレシピはこちらです。(参考:みつこさんのレシピ♪)
<材料>
- あたご梨 2個
- 砂糖 2/3カップ
- 白ワイン 75㏄
- 水 75㏄
- レモン汁 15㏄
<作り方>
- あたご梨の皮をむき、くし形に切る。
- 鍋に梨を入れ、全体に砂糖をまぶす。
- 梨から水分が出てきたら、ワインと水を入れて火にかけ、梨が透き通るまで煮る。途中でレモン汁も入れる。
- チャック付き保存袋に梨と煮汁を入れて、全体に煮汁がひたるように横にして冷蔵庫で保管する。
ヨーグルトに入れたり、パンやケーキに添えて食べるのも美味しいですよ。
まとめ
今回は愛宕梨(あたご梨)の味や特徴、食べごろの時期をお伝えしました。
大切なポイント「追熟」の方法もご紹介しましたので、これからは更に美味しい状態で愛宕梨(あたご梨)を食べられますね。
初冬まで食べられる貴重な愛宕梨(あたご梨)をぜひ味わってくださいね!